アジア旅行：東京での36時間の過ごし方

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東京の秋葉原電気街の鮮やかな灯り。 写真/ゲッティイメージズ

東京の交通量の多い観光地を越えれば、豊かな報酬が得られるとモトコ・リッチは書いている

2年半にわたり、パンデミックによる国境管理により海外からの旅行者が東京から締め出され、ネオンのショッピング街や最も人気のある寺院や神社は地元住民に残された。

10月から外国人観光客が再び歓迎されている今、原宿、渋谷、新宿などの交通量の多い地域を超えて、世田谷や江東などの脇道を散策したい人は、風変わりなブティックやカフェ、あるいは驚くべき自然美のオアシスなどで豊かな報いを受けることになるだろう。 。

東京は隠れた宝石の密集地だと考えてください。小さなオフィスやアパートの中に佇む職人のバーで酒を飲んだり、暗い通りの突き当りの地下室で絶品寿司を味わったりすることができます。

金曜日

午後3時 | 自然散策をする

森林浴（日本語では森林浴）とは、森の中で温泉に浸かることではありません。 むしろ、単に木々の間を歩き、深呼吸してストレスを解消する瞑想的な実践です。 東京西部、東急大井町線の近くにある世田谷区の等々力渓谷公園では、広大な市内で唯一の自然の渓谷に竹林とケヤキの木立が並んでいます。

谷沢川にかかる真っ赤な鉄製の橋、ゴルフ橋から公園に入り、鳥の鳴き声と流れる水が行き交う車のゴロゴロ音を打ち消す小道に下ります。 急な石段を登り、茶屋や小さな鯉の池を通り過ぎ、頂上の等々力不動尊に到着します。春には、満開の梅や桜の木々を眺めることができます。

午後5時 | スタイルからスイーツへ

東京の元来の高級小売店街である銀座の都会の喧噪に戻り、イッセイ ミヤケのショールームを眺めたり、ドーバー ストリート マーケットでコム デ ギャルソン、ア ベイシング エイプ、シュプリーム、カラーなどのデザイナー ブランドをじっくり眺めたりすることができます。

はるかに手頃な価格の (そして食べられる) デザインを求めるなら、東京が戦争の荒廃から復興しつつあった 1948 年に遡る伝統的な和菓子店、銀座あけぼのを訪れてください。 代表的なお菓子は、イチゴとあずき餡を、搗いたもち米の粉末の皮である餅で包んだものです (432 円、または約 NZ$5.10)。 桜の季節を連想させるピンク色の「桜餅」（270円）もお試しください。

午後6時30分 | 高架橋で食事をする

新橋駅と有楽町駅を結ぶ築 113 年の鉄道橋の下に、初期の線路建設の様子や橋の建築家や技術者の肖像画が白黒写真で展示されています。 高架橋には現在、「日比谷 Okuroji」という新しいダイニングとショッピングの広場が誕生しています。

夕食前に、タイドウェイで革財布やハンドバッグの日本の職人技を、水野染工場で藍染製品をチェックしてください (どちらも午後 7 時に閉まります)。 その後は、大塩天ぷらとワインバーで、焼き海苔にイクラを乗せたものなど、独創的な天ぷらをさまざまな種類で味わってお腹を満たしましょう。 （ディナーはお一人様ドリンク付きで4000円程度です。）

または、「うなふじ」で甘めの醤油ダレを絡めたうなぎの炭火焼きを味わってください（漬物、吸い物、うなぎとご飯に最後に注ぐお茶がセットになった「ひつまぶし」セットで5,400円）。

午後8時30分 | カクテルを飲みましょう

東京のバーテンダーはドリンクをただ混ぜるだけではなく、演出も行います。 流行に敏感な住宅街、代々木上原の No. でチョッキを着たカクテルメーカーが、優雅な振り付けで揺れ、かき混ぜます。 狭いアパートの 3 階にあるこのバーは、金髪のすのこ状の木材とミニマリストのバースツールで、日本と北欧の精神を表現しています。

No. のカクテルはすべて名前ではなく番号が付けられており (わかりますか?)、アルコールフリーのオプションも用意されています。 他のバーの様子から判断すると、No.は一人でカウンターに座り、飲み物と本を読みながら座るのに最適な場所です（カクテル1,100円～）。

午前10時 | 猫とのコミュニケーション

伝説によると、店やレストランで客を迎える招き猫は、豪徳寺に初めて登場したとされています。 東急世田谷ライトレール線の 2 両編成の電車に乗って、そこに到着します。ルートの最終区間は田舎の郊外を曲がりくねって進み、中流階級の日本人の暮らしぶりを垣間見ることができます。

たとえば、ランジェリーや布団カバーがバルコニーに立てられたポールの上でなびいているのが見られます（乾燥機を持っていない家庭もまだ多くあります）。 15 世紀に建立された仏教寺院では、大小さまざまな数千匹の猫が本堂の周りの木製の棚に詰め込まれており、中には訪問者が残したメッセージが刻まれている猫もいます。 静かな墓地を散策し、塔のそばで立ち止まり、咲いている花を眺めましょう。

午後12時30分 | 新鮮なランチを食べましょう

最高の和定食なら、お腹いっぱいにならずに複数の味を試すことができます。 青山地区の外れにある「らかん家」のおばんざいランチには、野菜や魚介類の料理、雑穀米、味噌汁、貝殻のように巻いたオムレツが添えられています。

中国原産の果物であり、レストランの名前を日本語で名付けた羅漢果を煎じたお茶のセレクションからお食事をお楽しみください（ランチセット1,500円、お茶は750円～）。 テーブルを求める行列が長すぎる場合は、16 世紀に創業した製菓メーカー「とらや」の派生カフェ「とらや庵スタンド」に行ってみましょう。

壁に虎の壁画が描かれたシンプルなダイニング ルームで、シャキシャキのレンコン、スライスした赤ピーマン、グリーン ピース、フムスをあんこ入りのもち饅頭と一緒に盛り付けたシンプルな野菜ボウル (ランチ セット、1,480 円) をお試しください。

午後2時 | アートに近づく

東京には、上野界隈に大きな美術館がたくさんあるほか、別の地区の六本木にも森美術館や国立新美術館があります。 しかし、青山には、ワタリウム美術館（別名ワタリウム）と岡本太郎記念美術館という 2 つの独自の宝石箱があります。

狭いコンクリートの建物に 3 つのギャラリー フロアがあるワタリウムでは、日本の画家で彫刻家である加藤泉などの現代アーティストの個展や、ビデオ アートのパイオニアであるナム ジュン パイクなどの回顧展が開催されます (入場料は大人 1,200 円) ）。 岡本美術館では、ギャラリーの名前の由来となった日本人アーティストによる大きく鮮やかな抽象絵画や積み上げられた頭の彫刻を鑑賞してください。

床から天井まで届く棚にキャンバスの山が並んでいる彼のスタジオを覗いてみることもできます。 児童書の絵のような彫刻がそびえ立つ、緑豊かなトロピカルな前庭に足を踏み入れましょう (入場料 650 円)。

午後3時30分 | 京都スタイルを買う

京都を拠点に活動するクラシックなセンスを備えた現代的なテキスタイルのデザイナー、Sou Sou の青山店にお立ち寄りください。 着物をイメージしたジャケット、ゆったりとしたドレスやブラウス、伝統的な袴のようなスタイルのダボダボのパンツからお選びいただけます。 靴と足袋はどちらもつま先が分かれており、多彩な色と柄が揃っています。 手ぬぐいは壁掛けとして飾っても美しいので、そのための竹ハンガーも購入できます。

午後6時30分 | 寿司を贅沢に食べる

円安の今、例年ほどクレジットカードの請求額を減らさずに、おまかせ寿司を手に入れる絶好のチャンスです。 恵比寿の鮨屋大野は、住宅街の端にある気取らないビルの地下にあります。

照明付きのカウンターにはわずか 7 席があり、メインシェフ兼オーナーの小野純平が、一度に 1 ～ 2 品の繊細な料理を提供します。 魚はすべてその日の朝に市場で買い付けた新鮮なものです。 定番のマグロやヒラメの寿司に加え、イカの足やカニのグリル「ミルフィーユ」（おまかせ1人前21,600円、要予約）も。

または、恵比寿の駅に近い、手頃な価格で簡単に食事をしたい場合は、自動販売機で食券を購入し、カウンターに座って「ラーメン神室」の鶏ベースのスープのラーメンを一杯（一杯約 1,000 円）購入してください。

午後9時 | お酒と音楽を楽しむ

恵比寿のBar Marthaは、客同士のおしゃべりを禁止するというオーナーの厳しい方針で有名だ。 広々としたバーには約 1,000 枚のレコードがあり、本格的な音楽リスナーやお酒好きのみを対象としています。 しかし、最近の夜、客を黙らせることで知られるオーナーはレコードを回すターンテーブルにいなかった。

よりリラックスした雰囲気の中で、マイルス・デイヴィスとブライアン・セッツァー・オーケストラにレッド・ホット・チリ・ペッパーズとザ・クラッシュの曲が流れ込む中、たくさんの会話が聞こえてきました。 写真は禁止されています。 喫煙は許可されています。 棚にはウィスキーなどのお酒のボトルが積み上げられ、大きな氷の塊や球体が入ったグラスにドリンクが注がれます（チャージ900円、ドリンク800円～）。

午前10時。 | 橋の近くでブランチ

隅田川は東京の東と西を大まかに分けています。 徒歩で渡るのに最適な場所は、江東区と中央区を結ぶコマドリの卵色の吊り橋、清洲橋です。 東京が長い間西洋文化の影響を受けてきたことを思い出させるこの橋は、1928 年に完成し、ドイツのケルンのライン川にかかる橋をモデルにしました。

Iki Roastery & Eatery でヨーロッパの雰囲気を満喫しましょう。Iki Roastery & Eatery は、川岸にある大きなカフェで、アーチ型の木の天井があるオープンな工業用スペースにあります。 サーモンキッシュ（800円）とオウムガイの殻をかたどったチョコクロワッサン（380円）のシンプルなブランチをお試しください。 レストランを出て、左に曲がりくねった階段を上がると、江戸時代で最も有名な日本の俳句の巨匠、松尾芭蕉を祀った秘密の庭園があります。

午前11時 | カメに会いましょう

東京は、ロンドン、ニューヨーク、パリに比べ、一人当たりの公共緑地面積がはるかに少ないにもかかわらず、美しく手入れされた庭園は驚異であり、癒しでもあります。 清澄庭園の石畳の道を散歩してみませんか (入場料大人 150 円)。岩が露出した場所にはカメが群がり、公園を支配する大きな池にはアヒルやコイが泳いでいます。

春には、桜や梅の木が咲き誇り、たくさんの花菖蒲が長くて広い花壇に溢れます。 ここでも芭蕉が登場し、芭蕉の最も有名な俳句のひとつ「古池 蛙飛び込む水の音」が刻まれた大きな岩の上に立っています。

午後12時30分 | キッチン用品をピックアップ

大江戸線に乗り、上野御徒町駅で銀座線に乗り換え、かっぱ橋に向かいます。東京東部の数ブロックにまたがるキッチン用品の街で、外食産業の倉庫として機能しています。

日本の伝統的な陶器、木製のまな板、そして一生使えるナイフの宝庫です。 陶器製の丼、大皿、急須、猪口などの伝釜をお試しください。 製菓道具なら馬島屋。 遊び心のある動物デザインや子供用食器の「Fu-Wa-Ri」。 食品プラモデルの元祖食品サンプルショールーム。

キッチン用品以外にも、Hareto で帽子を購入したり、犬印カバンで丈夫なキャンバス地のメッセンジャー バッグやバックパックを購入したりできます。

キーストップ

等々力渓谷公園：東京唯一の自然渓谷で、都会にいながらにして美しい竹林を間近に感じ、頭をすっきりさせることができる場所です。

豪徳寺: ここは、日本で最も人気のある幸運のシンボルの 1 つである、手を振る猫の人形である数千匹の招き猫に囲まれた静かな仏教寺院です。

かっぱ橋: キッチン用品店が並ぶ長い通り。 スーツケースの中に陶器の茶わん、ぐい呑み、箸、包丁などを収納できるスペースを確保しましょう。

どこで食べます

大塩天ぷらとワインバー: 古い鉄道の高架橋で、ワインとのペアリングとともに型破りな天ぷらを提供します。

うなふじ: 名古屋の炭火焼うなぎ専門店の東京店。

No. マンションの3階にある、和と北欧の雰囲気が漂う落ち着いたバーで、こだわりのカクテルを提供しています。

とらや庵スタンド: トレンディな青山地区にある、あんパンと軽いサラダを提供するカフェ。

鮨屋大野: 7席のカウンターで、職人が絶妙に切り分ける新鮮な魚を使った絶品のおまかせ寿司を提供します。

Bar Martha: 日本のウィスキーやカクテルを飲みながら、ヴィンテージのレコードを聴くことができる場所です。 警告: 話すと黙ってしまう可能性があります。

ロースタリー＆イータリー: 隅田川のほとりにある工業用スペースでキッシュ、ペストリー、エスプレッソドリンクを提供しています。

滞在先

青山グランドホテル: 東京の高級地区、表参道に近い北青山の交通量の多い交差点に位置し、ミッドセンチュリーモダンスタイルのエレガントな客室を提供しています。 ダブルは1泊約47,200円、つまり約NZ$556からとなっております。

トランク ホテル : 神宮前のブティック ホテル。トレンディな地区でミニマリストの客室を求める市外の旅行者だけでなく、バ​​ーやレストランが地元の人々にも人気です。 ダブルルームは1泊約44,300円から。

オール デイ プレイス ホテル: 賑やかな渋谷の大通り近くの静かな角にあり、1 階にはピザ屋とアバウト ライフ コーヒー ブリューワーズがあります。 滑らかなラテと屋外席は、街に戻る前に休むのに最適な場所です。 ダブルスは21,400円程度から。

短期レンタル: 中心部に位置し、交通の便が良い青山、渋谷、新宿、代々木エリアからお探しください。

行き方: ニュージーランド航空でオークランドから東京の成田国際空港まで直行便を利用します。

詳細: japan.travel/ja/au

この記事はもともとニューヨーク・タイムズに掲載されたものです

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